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脳ドッグ
脳神経の領域では発症後の治療が難しい疾患が多く、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、発症後3分の1の症例が死亡に至る 厳しい予後は、医学が進歩した現在でも変わりません。ただ、画像診断機器の発達は著しく、MRアンギオグラフィー(MRA)やC Tアンギオグラフィー(CTA)などで、破裂前の無症状の脳動脈瘤を発見することが可能になっております。
くも膜下出血 前交通脳動脈瘤MRA 前交通脳動脈瘤CTA

もし未破裂脳動脈瘤が発見された場合、ク リッピング手術で破裂を防ぐことが可能ですが、全ての未破裂脳動脈瘤に直ちに手術が必要というわけではなく、脳ドック学会のガイドラインでは、径5mm以上の未破裂 脳動脈瘤に手術を勧めています。 ただ、径5mm以下の未破裂脳動脈瘤でも増大傾向が認められれば手術の適応となりま すので、早期に発見できて経過を追跡できれば、手術のタイミングを逸しないで、く も膜下出血を未然に防ぐことができるのです。

脳動脈瘤クリッピング術
正常と右内脳動脈閉塞

また、未破裂脳動脈瘤以外に、 脳梗塞も発症前の脳血管障害 をMRAで捉えることができ、脳 梗塞の予防処置が有効な症例が 少なくありません。

さらに脳腫瘍も増大する前に早期発見できれば、ガンマナイフなどの定位放射線治療で手術をしないで治せる時代であり、肺癌 や乳癌、大腸癌などで認められる転移性脳腫瘍の多くの症例で威力を発揮しています。

肺癌からの転移性脳腫瘍 乳癌からの転移性脳腫瘍 肺癌からの転移性脳腫瘍

このように脳ドックは種々の脳疾患の予防の中心的役割を担うものですが、疾患を発見することだけが目的ではありません。 疾患が認められなかった方々に安心を提供することも、疾患の発見以上に大きな意義と言えます。是非できるだけ多くの方に定 期的な脳ドックを受けていただき、脳に不安のない生活を送っていただきたいと思います。